ライトは電力が必要で、乾電池や充電によってそれを賄っている。
その昔は電球も消耗品であったがLEDの登場で球切れを気にすることは無くなった。
ライトの運用を想定すると電池の予備は必須であるし、自宅で死蔵しているライトであっても電池が無ければ即応できない。
一方で電池自体の自己放電もあることから一度に大量購入して備蓄しても使うべき時に内容量が目減りしている可能性もある。
神経質に電池のことを考えると恐ろしくコストの掛かる話になる。
万が一の時にしか使わない防災用ライトなどは手回し式で発電したり、水などを加えて化学反応で発電する電池など、面白いものが色々とある。
が、面白いだけである。
結局、電力供給という呪縛からは逃れられない。
そこで
これ。
指の体温と金属ボディの温度差で発電して点灯するLumenというライトである。
熱電素子を使った温度差発電を電源としている。
来年の2月にデリバリーということでモノは無いのだけれど、今後、この分野が伸長すれば手元灯のような小さなライトたちは電池不要の時代が来るかも知れない。
しかし、これ真夏は有効な温度差が得られるのかな、とは思うけれども。