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2022年7月6日水曜日

携帯できるベープマットのようなもの

をKickstarterで支援したのである。

私が幼少の頃はベープマットという鮮やかなブルーの切手大のシートを電熱器で加熱することで室内の蚊を退治していた。特に寝るときなどに。
鮮やかブルー

このベープマットには有効成分が含侵されており、加熱することで蒸散する仕組み。
時代は移ろい毎夜交換しなければならないベープマットはリキッドをタンクに詰め込んだ形式となり、数十日間使えるようになった。便利になった。
一方であの鮮やかブルーの”板”は廃れてしまったようである。なぜか惹かれるだけれど。

個人的趣味で夏場の山中をうろつくということがある。当然、蚊問題が生起する。常に。
下手をすれば蚊柱にも遭遇する。これはかなり怖いことなのである。
これまでは”どこでもベープ”などを携帯していたのだけれど、何気にファンの音が気になってしまう欠点があった(製品ではなく私自身の問題)
で。今回出資したのがこれ。

EMR10

NITECOREのEMR10である。
有志の個人のプロジェクトではなくて、NITECOREというフラッシュライト界隈では十二分に有名なメーカーである。
昨今はフラッシュライトに止まらず様々な製品を送り出しているので油断ならないメーカーなのである。
そこがクラウドファウンディングというスタイルで世に問うのがこれなのである。

元々、携帯型蚊取り器で似たようものがある。
どこでもベープのような製品もそうなのだが、見た目も似ているのがサーマセル(THERMACELL)である。但し、サーマセルは電池ではなくてブタン燃料を用いた触媒加熱型(と思われる)である。
サーマセル

EMR10はNITECOREらしく加熱型でありながらバッテリー式となっている。頭部にベープマットのような板を挿入して電力で加熱する。

加熱具合

相応の時間加熱し続けるために電池もかなり大きなものが具備されている(別売り)
私はあの鮮やかブルーのベープマットと再会したいので、それを使うつもりなのである。
サイズが合わないなどの可能性もあるけれど気にしないのである。加工してでも使うのである。鮮やかブルーを懐古しつつ。

そして、このEMR10は超音波の発信機能も付いているのである。
最近、蚊よけとして超音波を利した製品を見かけるが効果はイマイチはっきりとせず、評価が定まっていないと所感していたが、これはこれで面白い。
問題があるとすれば、投資の対価である製品を手にするのが早くても8月の終わり頃だろう、という点。日本の夏は終わりかけ。

到着した暁には試用してみるのである。

2022年7月5日火曜日

マイキラーLによる殲滅戦 2022

昨年はマイキラーLという”購入できる最終兵器”によって相応の戦果を挙げた。
なにしろ、撒けば確実に効く。
一方的に抑え込むことができるのである。
だがしかし。
奴ら(ナメクジ)の繁殖力の強さと拮抗している感があった。

散布して翌日にはそこかしこに行動不能となった奴らが転がる。それは死屍累々の壮観なのである。
しかし、雨が降れば薬効は喪失し、晴れていても数日開ければ散布界を縫って這い出てくる。
正に”湧いて”出てくる奴らに対しては継続的な散布が必要なのである。

さて、2022年。
極端に短い梅雨が終わったタイミングである。
昨年、梅雨の期間が大変に長く、散布できない期間が続いた。
今年は梅雨までに、かなり追い込んでおくべしとした。
既に2回の散布を行い、その都度、奴らの死体を積み上げてきた。
幸い雨が降らない為、”ナメトリンキング”を使い、個体数調査も並行して行っている。
マイキラーLの散布、ナメトリンキングの誘引、を併用することでマイキラーLの効き目を観測しているのだ。
マイキラーLの致死性が弱まればナメトリンキングに到達できる、ということ。
その結果は良好であり、複数個所に置いたナメトリンキングに到達するのは毎夜1匹がいいところ。

さて、昨年実施して地味に有効だったのが土壌に対するアプローチとなる椿油粕である。
梅雨の間はマイキラーLが使えないため、この椿油粕で予防線を張ろうと考えている。

2021年12月17日金曜日

落武者を狩る者

夏の終わり、冬の始まり、その間を秋というのだが非常に短い期間でしかない。
これをナメクジ野郎の話に言い換えれば、活動期と休眠期の間が非常に短いということになる。

例年、”かなり寒い”という気温になってから一匹、二匹、まるで落武者のように冷たい土の上でロクに動きもせずにのたくっているナメクジを目撃する。
今年はマイキラーLによる殲滅作戦が大いに効き、在庫処分を兼ねたダメ押しの追加散布も行い、休戦状態となった。

そんなある夜。
巧妙に隠れていたナメクジが冬眠のために決死に移動する姿を見た。
見てしまった以上、殺らねばならない。これは絶対の掟。
ここで見逃せば、このナメクジが子を産み、倍々で増えていくのだから。昨日の敵を秋の夜更けに感傷的に見逃がすなどあり得ないのである。
ジェノサイドを行う独裁者の心境なぞ知るべくもないが、やると決めたら貫徹しなければならないのは分かる。

しかし、この夜。
哀れなナメクジの後を追う者が居た。
言わずとしれた、ナメクジ野郎共の天敵、コウガイビルだ!
この方(コウガイビル)は生態に謎な点が多い。実はヒルですらないようで”陸生の肉食動物”などと表現されている。

コウガイビル先生

いずれにしても、ナメクジどもの残党掃討には頼もしい味方なのである。


しかし、この方。

自切でも増える(刻んでもそれぞれが個体として甦る)というほぼ不死身な肉体を持っており、フレンドリーとは言い難い容姿も相まって、ちょっと共生していくには抵抗があるというか…。

下手をすれば将来的には戦うことになるのでは…。


肌寒い小庭でドロついた政治的策謀めいた思考に支配されていたのだった。とりあえず、頑張れ!コウガイビル!


2021年5月7日金曜日

土壌改質

マイキラーによって殲滅への道程を歩み始めたと感じている。
とはいえ、雨が降り、薬効が消滅すれば奴らはまたぞろ出没してくる。

マイキラーの殺傷能力は非常に高いのは間違いない。
定期的に散布すれば発生を抑え込み、個体数を減らすことはできるだろう。

一方で奴らは自然に発生するのではない。
奴らも生物だ。生殖し産卵し孵化するのだ。
そのメカニズムというか詳細は記録がない。

情報を総合すると:
・雌雄同体で繁殖が可能であること。
・土中に産卵すること。
・生涯(2~3年)に200~300個産卵する。
・卵は一ヵ月程度で孵化。

順調に繁殖した場合、その増殖スピードはネズミ算式よりも急激なカーブを描くことになる。
つまり、出没する奴らを殺戮すると共に、その卵も駆除しなければならない。

そこで椿油粕である。

元々は肥料として目にしたものだが、その効果に土壌改質が謳われていた。
椿に含まれている物質(サポニン)の界面活性効果で土中の卵類(ハエなど)を不活性化できる、とある。
ここにナメクジの卵も含まれている。
また土中に潜む生物の呼吸を阻害する効果もあるとのこと。

購入したのはペレット状の椿油粕。

これをターゲット地面にバラバラと散布する。
散布後にたっぷりと散水するのが良いらしいが雨の前日を狙って散布した。
結果、雨上がりにはペレットは完全に融解しており、成分は土中に浸透したようだ。

この椿油粕はミミズにも影響を与えるようだが、ここはひとつ我慢(?)してもらうしかない(ミミズは益虫扱い)


しかし、ネットに溢れるナメクジ対策というのは総じて”優しい”のである。
農作物を害虫から守る、という戦いを繰り広げている農家諸氏に比べれば赤子の如き、であるのは仕方ないにしても(私を含め)
奴らに対しては情け無用の戦いなのだ。奴らとて生存し繁殖するために懸命なのだから。だからこそ、明確な殺意をもって、これに応えるべきだ。



2021年4月30日金曜日

マイキラーLの夜③

第五夜
雨であった。小雨の時にパトロールしたが、ナメクジは見当たらなかった。
しかし、一昼夜降り続いた雨でマイキラーは洗い流され、致死量以下に希釈されてしまっただろう。


第六夜
雨が上がって、半日。地面は湿潤していて気温は温かく。奴らの活性が高まる条件を満たしている。
結果としては特定のエリアに多数出現した。
特定のエリアとは土留の石材の上である。
また、通常の土の上にも少数は出現していた。
捕殺ではなくマイキラーの追加散布を行った。
翌朝の観察ではその場で絶命したナメクジは一部に止まった模様。


これで、第一次散布の結果を総括する。
・効果
極めて有効。
100倍希釈のマイキラーはその噴霧跡を這い通っただけで致命傷を与えることができる。
効果は第一夜がもっとも高い。
第二夜以降はそもそも出現しなくなるので効果が観察できない。

・持続性
当たり前だが、雨で洗い流されてしまう。
これは固形粒剤と同じことが言える(固形粒剤は形状が崩壊する)

・殲滅への道程
マイキラーが接触毒として非常に強力であることは分かった。
但し、土中や空隙に潜む、ナメクジに対してどれくらい有効なのかは評価できない。
引き続き、散布・観察を行う必要がある。
非常に威力にある薬剤であることに間違いはなく、適切(というか過剰に)に散布することで殲滅の光芒は見えてきたと感じる。


2021年4月28日水曜日

マイキラーLの夜②

第三夜
少し気温が低い。ナメクジの活性は低いと思われる。
追加散布などはしていない。
そして「ここにはいつも居る」というポイントを見回ったが一匹も確認できず。

第四夜
雨の気配が近づいてきている。気温も少し上昇している。
この条件であれば、間違いなくナメクジは出現する。
追加散布はしていない。
出現ポイントに一匹だけ確認できた。丸まった状態であった。
通常ならば発見次第、捕殺するが、放置。
翌朝、確認したが死骸はなかった。
このポイントは第一夜に大量のナメクジが麻痺していた場所。
地面はレンガ床。
マイキラーの効果が弱まっていると考えられる。

深夜、雨が降り出した。

雨でマイキラーは洗い流されるのは間違いない。
そして更に希釈され、土中に浸透していくだろう。
とはいえ雨量が多ければ散布済の薬剤は更に希釈され、有効性は喪失してしまう。
今回の第一次散布でナメクジをいかほど駆逐できたかは不明。
元々、ナメクジの総戦力も不明だったのだが、再び興隆してくる可能性はある。
この雨が上がった後が初期評価として有効になると考える。
いずれにしても、絶滅させるまで散布は行う。


2021年4月26日月曜日

マイキラーLの夜①

〇マイキラーLの夜

第一夜:
夕暮れと共に散布開始。
土、セメント、タイル、さまざまな種類の床面に散布する。
花壇の囲い(土留め)の垂直部にも散布。
これまでの観察から出没するところはおおむね把握している。
土には当然、浸みこんでいくのだが構わずに散布。
夜になり、奴らが出現。
この夜はかなり温暖であり、シーズンの出だしでもあり大量に出現。
比較的小さいものが多い。

が、何かがおかしい。
這っている奴らは”長い”ないし”伸びて”いるのだが、皆丸まっている。
ゆっくりと身体をくねらせているが、丸まっている。
そう、マイキラーと接触したから、なのだ。
マイキラーは散布後1時間もすれば乾いてしまい痕跡すら分からなくなる。
しかし、有効成分は確かに残留している。
土中から、土留めの隙間から、いつものように出現した奴らは直ちに接触し、麻痺を起こしていた。

翌朝、そこかしこに乾燥し縮小した奴らの死骸があるのを確認した。
大戦果である。

第二夜:
何もしていない。日中は晴れ。夜になって若干冷えが増した。

この夜、奴らは出現しなかった。

土中に散布したマイキラーが浸透し、出現前に死亡した可能性もある。
もちろん、若干の冷えもあり活性が低かった可能性もある。
いずにせよ、奴らは出現しなかった。
大戦果を得た後の世界がこうであれば、成功なのだ。
なのだが、引き続き第三夜以降の状況を観察する。

今回の第一次マイキラー散布について。
・散布量は3リットル
・希釈倍率は100倍
マイキラーは100倍希釈時に乳白色の液状となる。
無臭の液体。

今後の課題としては。
・降雨後に効果が喪失してしまのか。
・降雨がなくても、効果が徐々に減退していくのか。
おそらく、いずれもそうなるだろうと思われる。
思われるが、まずは初戦の威力としては申し分なかった。

【重要】
マイキラーLは強力であり使用するには特段の注意が必要です。
取り扱い説明書などをよく読んで、注意事項を厳守して使用するべきです。
拙宅庭には食用する植物はありません。

2021年4月8日木曜日

マイキラーL

 〇普通物という名の最終兵器
マイキラーは購入の制限が厳しく、素人がおいそれと購入して撒き散らすには適していなかった。
つまり、それだけ強力であって誤った使用は許されない、という厳しい世界なのだ。銃などと同じように。何物にもプロ用という存在があって、それは気軽さとは無縁の世界観なのである。
しかしそうはいってもナメクジの活動は許容されるものではない。
貴重な農作物を育成しているわけではない。ただ、奴ら(ナメクジ)に対しての私怨しかない。

とはいえ素人の私がマイキラーを手に入れることは世界のバランスから言っても自重すべきこととして耐えてきた。
ここで真打である。

それが”マイキラーL”
やってくれたな、サンケイ化学!

特徴として:(マイキラーLの惹句)
●普通物の製剤です!
●ナメクジ類、カタツムリ類に高い防除効果があります!
●接触により速効的に作用します!
●ナメクジ類、カタツムリ類の種類に関係なく有効です!

である。
であるのだ。

成分を見てみるとやはり”メタアルデヒド”
元祖マイキラーはこれを30%配合していた。
マイキラーLは10%。
薄いんですな。

が、これは問題にならない。なぜなら元々このマイキラーは希釈して使用するからだ。
希釈倍率は200~400倍。
要は濃く作れば問題にならない。
普通物というのは「毒劇物に該当しないものを指していう通称」だそうだ。
メタアルデヒドの生成方法を変えたのだろうか。
なんにせよ、マイキラーが手に入るということは素晴らしいことなのである。
マイキラーはメタアルデヒドでダイレクトアタックするタイプの殺虫剤である。
小麦を練ったものに数パーセント混ぜて、それを食したナメクジが~、というパッシブ型ではない。
この液体沫に触れたナメクジは即活動停止なのである。
この液体沫が残存している土中、草、花壇置き石などを通過すれば、これまた活動停止なのである。

つまり、丁寧に散布すれば完全なる封じ込めが可能になるのではないか。
広大な農地ではない。
極小の庭である。
日が暮れてからの一時間で散布できる。

よろしい、ならば教育してやろう。
殲滅戦とはいかなるものか。

まずは注文するのだ。
市場では1,500円程度の値付けがされているようだが、値段はどうでもいい。
最終兵器が金を出せば買える、という事実に畏怖する。
ナメクジを殲滅できるなら実質無料みたいなもんだ。

2015年5月13日水曜日

ナメクジ殲滅戦 2015

昨年を殲滅完遂ならずにシーズンを終え、今年も気が付けば5月。
いきなり暖かくなり、奴らも突然湧き出してきた。
これから梅雨までの期間が緒戦で、盛夏の7月、8月が本番であろう。

今年も既定戦略兵器である「スラゴ」を軸に殲滅を志向する。
ただし、昨年のように効果検証を目的とした散布中止などはせずに定期的に徹底的に散布する。

 
という意気込みで春先から準備していたのだが、あまり評価してこなかったメタルアルデヒド系の誘殺剤「ナメトリン」が進化し「ナメトリン キング」となっているのを発見した。
評価してこなかったのは殺傷力に疑問があったからで、誘引力にはスラゴよりも遥かに優れるのがナメトリン。
今回の進化で奴らが好むビール酵母を配合し、更に誘引力を引き上げてきている。
ナメトリンとしては正常進化といえるだろう。

ビール酵母でキングへ進化


ということで、スラゴとの混合散布とすべく購入。
とにかく物量で押す大雑把な戦略なれど、殲滅戦とはそういうものだろう。

ネットで検索すると奴らに迷惑されている方は多い。
自らの戦略を披露されている方や、質問に対する回答で頻出する薬剤がある。
それが「マイキラー」
http://www.greenjapan.co.jp/mykiller_f.htm

















これもメタルアルデヒドなのだが、液状となっており希釈して散布する。
当然、メタルアルデヒドは奴らにとっては接触毒にもなるので散布界に入っただけで効果があるとのこと。
液状なので雨の影響は受けやすいとは思うが、天候を勘案しながら散布すれば高い効果が得られると想像している。

ところが、これ売ってないんですな。特にホームセンターなんぞには。
ネットでも軽く探してみても、どうも流通が極少あるいはしてない様子。
事情をお知りのネットの先人から医用外劇物指定となったから云々という情報もあった。
まあ、メタルアルデヒド20%という特濃で、貝類系(カタツムリや川の貝)も死滅させる恐れがあるので、濫用はご法度となったのも納得できる。
拙宅は周辺環境に対してクローズドなので使用にためらいはないのだが、売ってないんなら仕方ない。
といいつつも、毎晩のように湧き出す奴らを見ていると製造元に電話してみようと誓うのだった。

2014年11月14日金曜日

スラゴ ナメクジ殲滅戦2014 経過

ひとつ確かなことがある。
スラゴを散布したエリアからはナメクジが減る。
減る、というのは特定の時間帯に見かけなくなった、ということ。
皆無にはならない。やはり一匹、二匹は見掛けることがある。

この状態はスラゴを定期的に散布する必要があった。
そのピッチは概ね二週間毎。
かなりの高密度散布を行ったが、今となってはそこまでは必要なかったかとも思う。

今年の8月はとにかく雨ばかりでスラゴも損耗し易い状況だった。
ペレットの角が取れ、色が薄くなると土に還ってしまう感じで消滅する。
消滅前には次のスラゴを散布するように心がけた。

さて、スラゴの散布を意図的に中断して二週間経った。
やはり奴らは現れた。
潜在的には土中等に生息しているのだ。
つまり、スラゴ散布を中断しなければ、より殲滅状態に追い込むことが出来たのかも知れない、ということ。
今回の中断はスラゴの効果検証の為の計画的なものだから良い。

今年は冷夏+雨ばかりであった。
雨が酷い時はナメクジは出てこない。溺死の恐れがあるからですね。
そして、秋。夜が涼しい。残暑はほぼ無い。
これからがナメクジの本領発揮なのである。
スラゴの連続散布で決戦である。
ここで一気に個体数を減らしておかないと来年も同じことの繰り返しになってしまう。

ところで。
ナメクジドライの即効性を評価したのだけれど、やや高価でありランニングコストに劣るという結論を出した。

ナメクジは独特の性質があり、例えばいかにも強力な薬剤っぽいゴキジェットなどを掛けても大して効かない。
これは体表を脱ぎ捨てるという方法を持っているからですな。
これがある限り何を噴霧してもダメである。
ナメクジドライはムース状に覆うことで一気に脱水と麻痺を与える点で強力だった。
しかし、これも活性が高い(元気な)個体だとムース状の繭を抜け出してしまう。追加噴霧で殺れるけど。

最近、他の用途(ストーブのプレヒート用)で“燃料用アルコール”を買った。
これをふと奴らに振りかけてみたのだけれど…即効です。
これまでのいかなる薬剤よりも即効です。
まず、動きが止まる。壁面を這ってるのは落ちる。
上述の体表の脱ぎ捨ても、なぜかしない。できない。
アルコールによる脱水作用なのか、急性的なショックなのか。
ただ、これ常用はできない。
家の周りに燃料用アルコールなんか撒いてたら危なくて仕方ない。放火魔ですわ。
アルコールの燃焼って見え辛いし、その癖当たり前に炎だから危ないですからね。良識ある方々は良きにお取り計らいください。


2014年6月27日金曜日

ナメクジ殲滅戦2014(中間)

スラゴを散布して一ヶ月。
途中、雨も降ったし、晴天もあった。
スラゴのペレットは徐々に角が取れて丸くなっていく。
誘引効果への影響は不明。
そして、概ね一ヶ月で土に混ざる感じでペレットを見つけ難くなる。
散布して二週間で追加散布を実施。これはなんとなく。

角が取れ、逸失寸前のスラゴペレット近傍を通過するナメクジ


















いつもナメクジが出てくるポイントがあり、そこを定点観測場所にしている。
そこに出現したナメクジはナメクジドライで殺処分する。
すると、次の夜には、その死体に新たなナメクジが集る。
そういったナメクジスパイラルを形成していた。
スラゴ散布から二週間で、この定点観測場所にナメクジが出現しなくなった。
スラゴは定点観測場所の周辺に散布してある。
まだまだ断定はできないものの、一定の効果を認む、といったところか。

いずれにしても、これは前哨戦でしかなく梅雨から夏本番に掛けてが主戦場となる。

ついでに、ナメクジドライについて。

とにかく即効性が強い。
これは、噴霧した対象を冷却しているからだと思う。
冷たくなって動きが鈍ったところで、付着した成分がじわじわ、と効くような。

ただ、活性が高いナメクジは散布界を脱出することがある。
再噴霧すれば問題無いけれども。
ナメクジドライは個別対応の武器で、使い勝手も良く、威力も充分にある。
そりゃ、出来れば瞬殺できた方がいいんだけれども。
それでも液体系の噴霧剤に比べれば雲泥の差がある。
しかし、コストがイマイチ。
もう少し安ければ、と思って止まない。

2014年4月28日月曜日

ナメクジ殲滅戦2014 スラゴとなめくじドライ

連中が活動する時期となりつつある。

今年のベース戦略は当然、スラゴ。

昨年、冬の入りに散布したスラゴは随分と長い間、表土に留まっていたが、
知らぬ間に消失していた。もう寒かったので連中が食べたのではないだろう。

さて。作戦は以下。
連中の隠れ場所・食糧になる雑草を枯らします(除草剤)

とりあえずスラゴを散布することに。

ならば!
スラゴ大人気!食べる食べる!ダンゴムシが!!
美味しいんですね。スラゴ。
ナメクジよりもダンゴムシが集ってますな。

肝心のナメクジも散見され始めております。
まあ、あれですな。出始めのナメクジのデカいこと!
とはいえ、スラゴも食べてます。
食後についてははっきりとは分からないけれど、
額面通りの効能があるのなら、地中に戻った後に死亡するはず。

で、スラゴ散布というのは地雷のようなもんです。
食べなきゃ効かない。当たり前。
直接目撃したナメクジを殺したい場合には役に立たず。
こういった地道な掃討も絶対数削減には一定の効果があると信じたい。

ということでダイレクトアタック系の薬剤を吟味。

ナメクジの特徴を整理しておくと:
●噴霧された薬剤を体表層ごと“脱ぎ捨てる”
●有効毒に接触すると速度を増して脱出。
●一見、動きが止まったように見えても水分(雨)に触れると復活。

液体系の薬剤はこの特徴と相性が悪い。
散布界を広くせねばならず、効率も悪い。
また忌避効果を謳う製品が多いが、ナメクジは脚面の粘液の上を這っているのでイマイチ効果が薄い。
*全て個人の感想です。

ちなみに、ナメクジの誘引効果として最も高いのは同じナメクジの死体だと思う。
薬剤処理せずに潰したりして殺すと、数時間後にはそこに新たなナメクジが。

しかるに、一瞬で動きを止め、速やかに毒殺できるモノが望ましい。
選ばれたのは「なめくじドライ」

ムース系の噴射タイプ。
小林製薬の「きずドライ」みたいなものかと思ったらちょっと違った。
噴射後直ちに非常にキメ細かく発泡する。
噴射範囲はかなり狭い。ピンポイント噴射。よく狙え。
そして!ナメクジの動きが一瞬で止まる!
謳い文句に偽り無しの清々しいまでのパフォーマンス。

体表層の脱ぎ捨てを試みる猛者(ナメクジ)もいるが途中で止まってしまう。
基本的にナメクジ全体を覆うくらいに噴射するよう推奨されているが、
そこまでは必要ないかも。
どちらかというと頭部から全長中程までで効く。
今まで、薬剤を浴びたナメクジの七転八倒をぼんやり眺めて死亡確認してたけど、これは違う。

欠点としては値段の割に容量が少な目というところか。
一回の噴霧量は大したことないけれど、何しろ数が多いからね…。

正に必殺の威力。
憎悪の鉄槌として、これほど頼もしいものはない。

スラゴとなめくじドライで今年は奴らに地獄を見せてやろうじゃないか。


2013年11月13日水曜日

スラゴ ナメクジ殲滅戦

不快な虫(ナメクジ)の話です。


土に近いところに住むようになって悩まされたことがある。
虫である。
害を成さない虫はどうでも良いし、季節を感じ、微笑ましくもある。
しかし、ムカデなどの人虫の生息境界を超えて侵入してきて刺してくるものはダメだ。
そして、ナメクジ。これが一番ダメだ。
住居が変わり5年程前からこいつに悩まされることになった。
悩まされる余り生理的嫌悪を抱くに至り、殲滅を志向した。

世の中の園芸愛好家にとってもナメクジは忌むべき相手のようである。
様々な対策がネットに紹介されている。
以下は私が実施してきた方法とネットで読んだ方法。

ビールによる誘引罠:
ナメクジはビールを好むらしくコップに入れたビールを残置しておくと誘引され、ビール液面に落下して溺れるというもの。翌朝の処理が必須。
手軽な方法ではある。が、お話にならない。
効果自体はあるものの、殲滅には程遠い。
むしろ、ナメクジにエサを与えているに等しい。

コーヒーカスの散布による忌避:
ナメクジはドリップしたコーヒーのカスがお嫌いらしいよ、という随分と可愛い忌避方法。
カフェイン自体に致死効果もあるようだけれど…。
考えただけで、効果希薄なのでやる前から却下。
いくら狭い庭といえど、散布効率が悪すぎる。バカか。

ニコチン溶液の散布:
タバコは身体に悪いのである。吸いますけど。
その吸い殻を鍋で煮て茶色い液体を作成。
ほとんど魔女か錬金術師のノリ。
有毒なものを散布して毒死に至らせようという魂胆。
結果、殆ど効果無し。
もっと濃いのを作れば良かったのか…。

庭の掃除と土壌焼却:
ナメクジは石や枯葉の影に身を潜めている。
これを排除(掃除)し、灯油バーナーで雑草焼却がてら潜在ナメクジを焼き払うというもの。
イメージ的には殲滅戦っぽい。
一定の効果はあった。
しかし、生き残る固体もいるワケで殲滅には至らず。
結局、庭の落ち葉や石陰に居るだけでなく、住宅の構造部分に潜んでいるのだ。
石垣の中であるとか、基礎部分の空隙とか。

塩の散布:
これって、塩じゃなくていいよね、という話だけれど。
要はナメクジの水分を奪取できればいいのだ。
塩を掛けて溶けるように見えるのはナメクジの水分が急激に脱水されて縮んでしまうから。
しかも、縮んだ後に水分を補給すると復活する。ここにナメクジの本質がある。

消石灰の散布:
モノとしては安いので塩よりも効率的。
広範囲に散布して、その上を這ったナメクジを脱水させてしまう作戦。
しかし、雨に弱く効果が持続しない。

殺虫剤(非ナメクジ型)の直接噴霧:
こういったナメクジにとって有害な物質に接触するとナメクジは脱皮の如く体表の粘液を分離して脱出する。
もちろん、死に至らしめることはできるが、個別対応なので殲滅戦とは言えず。

銅による忌避:
ナメクジは銅イオンに反応するようで、銅板の上は這いたくないらしい。
植木鉢単体での忌避ならこれでいいんだろうけど。
殲滅戦じゃあないよね。最近、銅の値段も上がってるし。

メタルアルデヒド系の粒剤:
これが本命と考えていた。
世の中のナメクジ退治を謳う製品の殆どがメタルアルデヒド系。
この物質はナメクジにとって接触毒にもなり得る最終兵器っぽさなのだが、
粒剤について言えば、これを食べるあるいは接触したナメクジは、ある種の麻痺状態となり行動が止まる。
薬効自体は致死性ではないのだ。
そして、翌朝から翌昼に掛けての日照で水分が失われて死亡する。
つまり、この粒剤は陽の当たる場所に散布しないと意味がない。
従い、落ち葉や雑草がある場所だと陽が当たらずトドメを刺せないことになる。
また、この粒剤は雨に弱く、猫や犬が食べると危険とのこと。
大半の粒剤がメタルアルデヒド数パーセントを穀物類で練ってあるだけなので、早い話が毒入り団子なのだ。

その他の天然系成分の薬剤:
忌避と退治の両方を謳いつつも天然成分のものがある。
スプレータイプを使ってみたが、退治はともかく、忌避が効果薄し。
直接噴霧して退治し絶命した個体に一時間後には別の個体が寄ってきていた(共食い?)
大体、天然成分ってアテにならんのよ。
いや、殺虫能力はあるんですけどね。



コウガイビルによる食物連鎖形成(やってない):
ナメクジの天敵は、この黄色いヒルなのだそうだ。
しかし…これ自体が非常に不気味というか…。
売ってるものじゃないので、入手が難しく一気呵成の殲滅とはいかない。

コウガイビル…なかなか不気味な…










以上から、
①即効性かつ確実性のある薬剤が無い。
②存在の根を絶つような薬剤が無い(アリの巣コロリみたいなの)
③ナメクジは水分との親和性が高く瀕死からで復活できる反面、薬剤は水分に弱い。

ということで諦め半分だったのだが。
ここでドイツから凄い奴が現れる。
それがスラゴ。
殲滅戦を挑み、武器がイマイチで苦戦していた私にはスラコ号並に頼もしく思える。

スラコ号。屈強な宇宙海兵隊員が乗ってる。

















これも天然成分だそうだ。
天然成分ってなんだか優しそうだけれども。
相手を殺そうとしてるのに優しいも糞もあるか、化学の粋を結集してエグいくらい効くのを持ってこい!なのである。
このスラゴは燐酸第二鉄、という加害成分らしからぬ名称の物質が基本となっている。。
ドイツ人がナメクジを研究し尽くした結果、この成分は消化器官に致命的な薬効があるそうだ。
そして、この粒剤は雨に強い。濡れても乾燥すれば元通り。雨で融解しない。成分も漏出しない(のかな?)
つまり、③をクリア及び①の確実性をクリア。
しかも、腹痛を起こしたナメクジは死に場所を求めて隠れてしまうという。
これは一挙両得ではないか。

ナメクジに対する殲滅戦はこれを以て次のステージに。
誘引性があまり無いらしいので、メタルアルデヒド系と併用して散布。
石は掘り起し、雑草は刈り、雑草バーナーで土壌焼却してナメクジの卵を根絶。
定期的にビールトラップで個体数を調査して効果を観測。

もう11月で寒くなってきたのに金木犀の残渣に群がる大量のナメクジを目の当たりにして本腰を入れて勝負することを誓った秋の夜だった。
繰り返し殺戮して、奴らの遺伝子にここでは棲息できない、と刻み込むまで。