あれは小学校の頃。ゴーストバスターズという映画を見た。
内容はともかく、登場したガジェットで未だに記憶に残っているものがある。
これ。 |
PKEメーターというらしい。
要するに幽霊探知機ともいうべきデバイスなのである。
具体的に何を探知するのかは、それなりに設定があるのだろうけれど、不可視のものを探知し、角状のセンサーが探知度合いによって起き上がったり、光ったりとギミックが凝っていた。子供の私の眼には、そのギミックひとつひとつが意味のある機能の如く感じられ、仄暗い物欲が芽生えた
幽霊探知機も実用できるなら欲しいのだけど、大人になってリアリスト化したのか、PKEメーターは子供の頃のようなトキメキを感じるデバイスではなくなってしまった。
で、壁裏センサーである。しかもボッシュ製である。
BOSCH(ボッシュ) デジタル探知機 |
PKEメーターと壁裏センサーの共通点は普段は見えない、見つけ難い存在を探知できるデバイスである点。
壁という内部が窺い知れない平滑な「面」
そこにボッシュ謹製の壁裏センサーを這わしていると唐突にリング状のLEDが赤色化し、液晶のバーグラフが伸長する。
そんな光景を見ていて、ふと子供の頃の記憶が蘇った次第。
ホームセンター等でも壁裏センサーが販売されている。
2000~4000円くらいのものが多いですな。
それに比べてボッシュ製のこいつは随分と高価。アマゾンで8800円。
二倍近い。
複数台持って使い比べるような物でもないので、他は知らないのだけれど、本体中央に刻まれたProfessionalの文字に偽りはない性能だと思いたい。
実用してみたけれど、過不足無し。
ん?と思う瞬間もあるのだけれど、概ね用は足りた。
壁裏の電線を避け、根太があるところを見つけるためには、電線探知モードと梁探知モード(というのか知らないが)を切り替えながらの運用になる。
素人大工のアテにならない打音探信(壁をコンコン叩いて音の変調で根太を見分ける)よりは当然、正確で速い。
実用といっても本職の大工さんではないので、可使時間をコストで割ると異常に悪い数字になってしまう。しかし、これはいつもことだし、この手のコストパフォーマンス試算には何の意味もない。
子供の頃、憧れたPKEメーターのような(形状の)ものを実用品として入手した。それに、このデバイスも恐らく静電容量で壁の中をスキャンしていると思われ、どうかしたら幽霊にだって反応するかも知れない(無理)
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