2014年12月11日木曜日

ダブルボーダー Extreme Prejudges

1987年の映画です。監督はウォルター・ヒル。
初見時はテレビ放映だった(20数年前だったかと)
それより少し前に“V”というアメリカドラマを見ていた。
内容はともかく、いわゆる味方側なんだけど悪の臭いが濃厚な登場人物が居た。
それがマイケル・アイアンサイド(ハム・タイラー役)
悪(ワル)の臭いが濃厚
















その強烈な魅力に憑りつかれていたところにダブルボーダーである。
ダブルボーダーでの役回りは“死んだことになってる少佐”であり、
“同じく死んだことなってるくせ者揃いの特殊部隊”を率いている。
Vでもそうだったように、冷徹で手段を選ばない手練れなキャラクターである。
アイアンサイド氏はこういったプロを演じることが多いように思います。
映画の内容とか俳優は詳しい方のレビューがたくさんあるかと。

で。
このダブルボーダーという作品。
長らくDVD化されずに放置されていた。
「たのみこむ」で請願も立ち上がったりしていた。
なんでも権利関係が複雑だったようですな。
一時期は常々注目していたけれど忘れたり。そして思い出したり。
とりあえずサントラは米アマゾンから入手したり。
半分以上あきらめていた、というか忘れていたら突如出現。
しかも、TV放映時(フジだったようです)の吹替版も入ってる。
アマゾンで見つけた瞬間に1クリックで注文する、を押した。

二十数年ぶりに見てみると。
ポール・ハケット少佐ことアイアンサイド氏の声は小林清志さんなのですがね。
が、これが超絶マッチング。
銀行強盗を計画するシークエンスがあるのだけれど、ビシビシと指示する感じがたまらなくいい。

この映画がきっかけでアイアンサイド氏への思慕は確固たるものとなり、いわゆるファンになった。
ハケット少佐というキャラにも相当入れ込み、理想の上司だと奉ったり。
最終局面でハケット少佐の本音が吐露され、かつそれが理解されず、むしろ裏切りとされ争いが起こるのだけれど、入れ込んでいた私はハケット少佐の想いとシンクロできた。それは慢性疲労のサラリーマンとなった今こそ更に理解が進むし、やっぱりそうなんだよ、分かってますよ少佐!となる(相変わらず入れ込んでる)


ちなみに、劇中でハケット少佐が巻いている腕時計はブライトリングのコンパスというモデル
(Breitling Compass)

実は文字盤を開けると方位磁石があるギミック時計













インターネットも無い時代に必死で調べた記憶がある。
当然、欲しい腕時計としてリスト上位に上ったものの、当時は経済力無く断念。
子供の頃とは桁違い(といっても数千円と数万円の違い)の小遣いを運用する大人になった現在。
改めて腕時計を探してみると、案の定無い。
そしてブライトリングはブルジョワジーな方向を持ったブランドとなっており、給料一ヶ月分を突っ込んでも買えないモデルも多い。
つまり身の丈に合ったブランドではない、ということですね。
大体、ハケット少佐のモデルはもう無いし。
ハケットごっこはできなくなったなぁ。

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