ずっと長い間、思い煩ってきたのがSIGMAのカメラ。
初代は勿論、先代のメリルも。
買わない理由はいくらでもあった。
買わない理由ばかり探していた。
dp2 quattroが発表された時、その前衛的なスタイルにやられた。
でも買わなかった。
LCDビューファインダーが単体発表された時、ヨドバシで実機を覗いて震えた。
でも買わなかった。
お手軽じゃないカメラだから、高価なカメラだから、と。
肝心なことはそれじゃないのに。
が、しかし。
今回、dp0が発表され揺らぎ、
LCDビューファインダー付のキットが発表され刮目し、
ついに踏み込んだ。踏み込んでしまった。
予約注文のボタンを押下してみれば、気持ち晴れやか。
なんだ、これで良かったんだ、と。
あとは実機の到着を待つばかり。
「メーカー取寄中」のステータス表示も、今まさに俺のカメラを造っているんだと思えば待てる。会津若松のシグマ工場で造っているのだ。俺のを。むしろ工場に訪ねていって差し入れのひとつでも置いてきたい気持ち。工場周りの草むしりでもしながら従業員を応援したい。
が、実際にはカメラのキタムラの高松倉庫に在庫されており妄想してる間に到着。発売日当日に。やるじゃないかキタムラ。配達のステータスが全然変わらず、いつまで経っても「荷物をお預かりしました」になってたけど。唐突に来るからびっくりしたじゃないか。
実機のレビューはシグマ愛に溢れた方々がされているので、略。作例も上手な先輩方がアップされているので略。
というか梅雨時期で、なかなか撮影も出来ず。
このdp0+LCDビューファインダーは実に良く考えられていて撮る気にさせられる。
撮り上がった写真もさすが。
機能面ではいろいろと問題もあるのだけれど、惚れたカメラ、というだけで余裕で相殺できる。
今回の訓え。
買わない理由が金額なら買え。
買う理由が金額ならやめとけ。
シグマ地獄の始まりです。
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