2023年3月20日月曜日

スピードツインにペリカンケース④

アルミ製ゼッケンプレートを装着してみたのである。
これはこれでカッコイイので普段はこれでいいかも、なのである。
が、このゼッケンプレートはSLC金物を入手するための”生贄”なのである。

アルミゼッケンプレート

誤算としてはこのアルミ板は湾曲しており、ペリカンケース魔改造時のバックプレートとしては不適切であったこと。

ということで、アルミ板とSLC金物を分離。
前車に取り付けていたペリカンケース(Pelican1500)に仮合わせ。特に問題無し。
ただ、取付ネジ(ボルト/ナット)は強度の高いものを使わないと危険な感じがする。

SLC”金物”とPelican1500

Pelican1500とスピードツインのフィッティングも確認。ちとデカい。
が、干渉するものはない。
後部ウインカーとの干渉もない。
問題があるかも知れない点は排気ガス。
これがケース底部に熱影響を与えるかも知れない。ここは検証が必要。検証するためには取り付けて走る必要がある。

ちとデカい。


干渉は特に無し。

ということで方針固め。
既存ケースであるPelican1500をSLCキャリアに搭載してみて様子を見る、です。


2023年3月14日火曜日

スピードツインにペリカンケース③

右側のみにSLCキャリアを取り付けた状態のスピードツイン(900)
半ば実験的にSLCキャリア用のゼッケンプレート(右側用)を注文してみた。

届いてみて笑いましたね。
要は自分で組み立てなさい、ということ。
この金物をゼッケンプレートではなくペリカンケースに穴空けて取り付ければ、完成なのである。

が、完成しません。

まず、ケースが決まっていない。
NC700Xに付けていたケースを再加工して流用する、という方法がある。
但し、ケースが結構大きいのである。
かといってこれを使わなければケースが無駄になってしまう。既に前車に取り付けるために穴空け加工をしてしまっているから、普通のペリカンケースには戻せない。
しかし相応に重いのでSLCキャリアが耐えられるか、という心配もある。

一方でトップローディングのペリカンケースを使う、使いたい、という欲求もある。
これは大きさ自体がコンパクトなのでスピードツインのシルエットを加害しない。
もちろんコンパクトな分、荷物は入らないのだけれど。

で。
何で立ち止まっているかと言えば。
価格である。
ペリカンのトップローディングケースはPelican1430なのだけれど、これ何故か価格が高騰しており、130ドル近くするのである。 これはちょっと適正価格じゃないんじゃないか、と思うわけです。
Pelican1430

そんなところへペリカンヴォルトケースですね。
要するにペリカンが買収した同業他社のケースですね(だったかな?)
今はペリカンのサブブランド的な感じになっております。物としてはVault by Pelican V250。
これなら約60ドル。

Vault by Pelican V250

これらのトップローディングケースにSLCキャリア用金物を”移植”する、というのが今回のスピードツインに於けるパニアケース装備計画になるわけです。
一応、既存のペリカンケースを救済する、も諦めずに仮搭載まではやってみるつもりです。
もったいないから。


2023年3月9日木曜日

スピードツインにペリカンケース②

本当にスピードツインにペリカンケースというのは需要がないのか!?
というか、バイクにペリカンケースというのは奇妙な組み合わせなのか!?

どうやらそうみたいですね。
実は知ってました。

前回の逡巡の結果、スピードツインに取り付けるマウントはSW-MOTECHのSLCキャリアと決定した。
それらは直ちに発注され、なぜか右側だけ到着し、左側は1ヵ月後ということに。まあそれはいい。

SLCキャリアには対応したバッグしか取り付けできませんよ。そして、その対応バッグの金物だけの販売はありませんよ。つまりバッグを買って切り刻んで分解して金物を摘出するしかないんだよ。
そんな”もったいない”ことをしていいのですか?頭がおかしくなっていませんか?

ええ、実は随分前からおかしいんです。

海外の先輩による摘出したSLCキャリア金物とケースの仮合わせ

先に金物を摘出した後のことを考える。
これをペリカンケースに取り付けるのは簡単なのだけれど、もうひとつ用意すべきものがある。
それがバックプレート(補強)である。

同氏による自作バックプレートの製作の様子

ペリカンケースは大変頑丈であるが、それは一種のモノコックだからでありボディを貫通する穴を開けて固定し、振動に晒すとなると話は少々変わってくる。要はSLCキャリアの金物を取り付けた裏側(ケースの内側)に”補強”が必要なのです。

これはホームセンターで適当なアルミ板でも買ってくれば良い話ですね。

さて、切り刻む対象となるものを物色。
しかし、あれですねレジェンドギアいいですね。

私が参考にして写真すら無断使用させてもらった海外の先輩によれば、バッグではなくユニバーサルキャリアというものから金物を取り外したということである。
これは大変スマートな方法なので、写真のみならずアイデアも盗用することにします。
なにより上等なバッグを切り刻むということをしなくていいのは助かる。精神的に。

ユニバーサルキャリア(SLC)

さて買うか、と探していたら値段で少し躊躇い、ウロウロとしていたら違うものを見つけたのです。

それがSLCキャリア用ゼッケンプレート。
なんてことはない、楕円のプレートにSLCキャリア対応の金物が付いてるだけ。
カフェレーサーやビンテージレーサーはこういったところにゼッケンを付けるのでそれをイメージしたんでしょうね。
SW-MOTECHとしてはサイドパニアを付けてないときはこれを付けておきなよ、カッコいいから、みたいな発想だったと思われます。

ゼッケンプレート(SLC)

このゼッケンプレートの良いところは、このゼッケン自体を補強用バックプレートとして流用してしまえる可能性があるところ。
更にユニバーサルキャリアより安価なのです。
二兎追って二兎とも仕留めた感あり。