臭いが気になるといえば、洗面台。
ここに流される廃液は多種に亘るが基本的に人間由来のものが多い。
台所の流しで最もやっかいなのは油脂であるが、こちらも人間の唾液などが多く排水され積み重なると非常に重厚なスラッジと化す。
これらの処理(洗浄)の本命はピーピースルーなのだが、洗面台に限っては構造的に手がつけられない箇所がある。
それが”オーバーフロー管の内部”である。
これは、洗面台に水を溜めた場合に溢れないように空いている穴から排水管までのラインであり、内部は洗面台を叩き割らないと伺い知れない。
洗面ボウルに水を溜めると、下図の【12】から溢れ、点線で描画されている【4】の管を通って排水管に流れ込む。
通常の使い方をしていればオーバーフロー管には排水は流れないが、排水本管から湿度が流入しており、基本的にカビが発生しやすい。
で。
マッハ泡バブルーンである。
多くの先人が効果を実感しているのならば、話は早いと購入。
施工は大変に簡便であって、迷うことはない。
生成される泡は濃密でソフトクリームのような重さがある。
この泡が汚れを抱いて押し出してくれる、というのが作用機序のようだ。
少々気になったのは香り。
着香された泡なのだが、どうにもワザとらしい香りで鼻につく。
洗浄して臭いの元を断つのが目的であるし、その役目を果たすことができるのであれば、もう少し控えめであっても良かったのではないか。
とはいえ、オーバーフロー管や本管を泡洗浄するというのは見ていて気持ちの良い光景であった。
この一本で洗面台2台を洗浄することができた。
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