優れた函も持っているだけでは意味がない。
実用してこそ。
ということで中国への出張行に持ち出しました。
1510デビュー戦です。
中身は:
かさばる系の着替え(作業服)×1揃
普通の着替え×2、下着類
仕事道具諸々
リッドオーガナイザーに充電ケーブルや薬などの小物。
これでまずまず満載。
しかし、相変わらずペリカンケースの存在感は圧倒的ですな。
まあ、主観ですが。
これが似合うハードなビジネスマン/エンジニアになりたいものです。
空港にて聳え立つペリカンケース1510 |
引っ張り具合:
ホイールは素っ気なかったのでイマイチかと想像していたけれど、そうでもなかった。
スムーズに回り、何の不満もないレベルにはある。
特別静穏でもないけれど、こんなもんでしょう、というレベル。
少し不安に思うのがハンドル。
延ばした状態で左右の遊びが大きい。右に左にと動く。
これは、ハンドルを固定する機構上、仕方ないのだが気になった。
引っ張っている時は何も感じないが、剛性の権化のようなペリカンケースらしからぬ、というイメージ先行型の懸念である。
ハンドルの伸縮は通常であればハンドルにあるスイッチを押して伸縮動作を行うのだが、1510についてはハンドルの根本にあるストッパーを直接操作して伸縮させる。室内で検分していた時はバタバタと動く空港などでは戸惑うかも知れぬと感じられたが、操作が独特なだけで僅かな時間で手馴れる。
丈夫さ:
ペリカンケースはFRP系樹脂の他スーツケースと違い表面がザラりとしているので、擦過痕は付き易い。
スーツケースは傷っぽい方が風味があって良い。
それに、ペリカンケースはボディ厚が他スーツケースとは比較にならないくらいゴツいので表面傷が原因で内部に影響が及ぶことは通常の範囲では無いだろう。
佇まい:
改めて外の世界で見てみると、威容・異様です。
武器が入っていそうだという非信者からの意見を思い出させます。
実際、米国では武器も入れてるし。そもそもガンケースタイプもあるし。
総評:
リッドオーガナイザーを取り付けたこともあり、嵩張りがちな小物類を整理して格納できた。今回は3泊分のあれこれを詰めたが、容量的は丁度いい。丈夫さ、ハンドリングは上述の通り満足のいく結果であり、普通の非ペリカンケースなスーツケースと比較して遜色ない、あるいは部分的には勝る使い勝手ではないかと感じられた。
勿論、本体の重量はいかんともし難い程に重くあり、その要素を他ケースと比較すれば勝負にならないだろう。併せて価格も高価だ。
価格や本体の重量を判断の軸にすれば選ばれることがない存在なのがペリカンケースである。
しかし、ペリカンケースの価値は別にある、ということだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿