2016年8月21日日曜日

モンベルの靴

ちょっとしたハイキングならば良かった。
低山登山ならば良かった。
少なくても道があるのだから。

藪漕ぎしながら道なき道を分け入っていくとそれが低地であってもちょっと本格的な登山のような装備要件が必要になってくる。
その最たるものが靴である。
ぬかるんだ斜面、濡れた岩石、なぎ倒した草の上、靴がグリップすべき状況は目まぐるしく変わる。時には海や川に浸かっての移動もある。
幸いなことに真冬には対応しなくて良い。

こういった条件でありながら、なおかつ大げさではないというポイントを重視して購入したのがモンベルのトレールウォーカー。
この“大げさではない”という基準は普段履きしてもおかしくない、という程度である。
モンベル トレールウォーカー メンズ

こいつのハイライトはBOAシステムである。
従来の靴ひもではなくワイヤーであり、セットされた巻き上げ機でカリカリと締めたり緩めたりできる。
概ね全体が均一に締め上げられるのは非常に勝手が良い。登りと下りでは締め加減を変えたりしたい時は有用であろう。
緩める時は巻き上げ機を持ち上げるとロックが解除される。
そのまま2歩もあるけば勝手に脱げるくらいに緩む。
足の出し入れも楽。
ちょっと座って休憩の時にサッと緩めることができるのもいい。

で、もうひとつの特徴が靴底。
パターンは特殊ではないが、トレールグリッパーという滑り難い靴底なのだそうだ。
これはまだ検証できていないけど。

タイヤでも靴でも地面との境界にはコスト掛けておくべきですね。
これで今年の夏も廃墟を歩くのです。

OmniFuel

検討に検討を重ねた結果、内定していたOmniFuelの件。

父が山男なので相談。
したらば、スノーピークのギガパワーストーブを送ってくれたのだ。
これは極めてコンパクトなストーブで点火装置も具備されている。
ガス缶を装着すれば特別な儀式もなく着火する。
火力はガスらしくリニアに上昇。要するに使い易い感じ。
ぱっと使うには、これで充分である、という父の訓えなのだ。
確かに、充分だ。
自分で買うとなると、選択肢からは漏れてしまうのだけれど、
その理由もガスしか使えないから、とか厳冬期は火力が下がる等の過剰なスペック追求の裏返しでしかない。
やはり父は良く解っていた。
使用方法がシンプルで、小さく軽く、火力も必要充分。
これで良かったのだ。ばんじゃい。

と、ここで完結しないのが物欲という業の深さなのだ。

ということで到着。
燃料ボトルは別途。

手軽に、ということでギガパワーストーブのガスを装着して点火。
普通に燃焼。何も困ることはない。

次、バイクから抜き取ったガソリン。
おそらく、この使い方がメインになる(という設定を妄想をしている)
このストーブはジェット(小さな穴の開いた部品)を交換することで様々な燃料に対応しており、その嵌脱に必要な工具も同梱されている。
タンクに付けたポンプで加圧して液体のガソリンをプレヒート皿にこぼす。
で点火してプレヒート。
ぼんやり眺めておもむろにディスチャージバルブ開で燃焼開始。
普通のガソリンストーブですね。

さて、点けては消し、冷まし、また点火を二回程繰り返してみると、ジェットが詰まるようです。煤が回って入り込んだのか。そんな構造じゃないんだけれど。
ガソリンに不純物があるのか…。一応、ガソリンスタンドのガソリンだけれど。
ジェットが詰まっていることに気が付かないで加圧を続けるとポンプカップ(革製)が圧力に負けてひっくり返りますね。いきなりポンプが軽くなるので分かります。まあポンプを分解してちょいちょいと元の状態に戻してやれば良いのですが。このポンプカップがある種の安全弁になってるんですかね。
で、ジェットの詰まりを突く針もジェット交換用の工具に共装済み。
詰まりはこの針で突けば解消。

多くの先人が語るように音は大き目。
何も対策しなければ風にも弱目(当たり前)
ガソリンでプレヒートすると真っ黒になるのでアルコールでやりましょうかね。今後は。その為にはアルコール携帯容器に適したトランギアの燃料ボトルを買わねば。

Pelican1535 AirCase

1510をスーツケースとして使用してきて概ね満足している。
その基礎にはPelicanへの愛があるのは間違いない。
でなければ克服できないネガティブな要素がある。
それが重さ。

一般的なスーツケースは外皮にポリカーボネートの薄膜を採用し弾性変形をもって衝撃を緩和している。
当然、重量も軽くなり空荷であれば片手で軽々と持ち上げられる程である。

先日、RIMOWA製のスーツケースを検分する機会があり、樹脂製、布製、アルミ製と触れることができた。
それぞれによくよく考えられてデザインされ造り込まれていた。
特にアルミ製のそれは大変に高価ではあるものの生涯に亘って性能を維持しつつ擦過や打痕キズでさえ風合いとして誇れる趣があった。

さて翻ってPelicanである。
そのラインナップの中にAirCaseなるものが出現している。

Pelican1535 AirCase

愛用する1510に対応するのは1535という型式であるが僅かに大きくなる。
肝心の重量は:
1510 5.4キロ
1535 3.9キロ
約30%程軽量化されている。
あれ?1510って5キロちょいしかなかったかな。
持った感じは10キロくらいあるんだけどな…。

ともあれ、軽さを実感できる程度には軽くなっている模様。
じゃあ、これ買うよ、と簡単にはいかないのである。
まず同じサイズのスーツケースを2個も保有できない。
そしてAircaseの質感。これツルツル系ではないのかと…。
おそらく、よりコンシューマー視点からこういった軽いケースを加えたのだろう。
そういう意味では個人で運用するにはベストな選択肢に成り得る。
が、やっぱりあのザラりとした質感が好きなのだ。
しかし、軽いのはいいことだなぁ。


Mystery Ranch HOT3

Streetfighterの選定時に気になっていたHOT3へ再挑戦(再検討)

Mystery Ranch HOT3

私の使い方というのは、頻繁なカメラとペットボトルの出し入れを行いつつ、不安定な足場を歩行する、というもの。
この使い方でバックパックであることが条件なのである。つまり、しっかりと背中で安定させたい。

スリングバッグは正にこういう需要を満たすためにあるのだろうけれど、ワンショルダーは荷重が偏るので好まない。また、スリングバッグをお腹側に引き回すモーションも着衣によっては引っかかりや摩擦がありスムーズにいかない場合がある。自分のお腹も出がちなので…。

HOT3の特徴は腰あたりにバッグが位置するトップローディングに特化した配置。
これだとヒップバッグ(ウエストバッグ)と同じなんだけど、腰ベルトだけの固定ではなく背負いスタイルなのが殆ど唯一無二な存在感。
ウエストバッグだと重いものをあれこれ入れると途端に機動力が落ちる。また大きくなると着衣との兼合いも悪化しがち。
HOT3は背負ったまま腕だけ背面に回してあれこれ出し入れできるのが良い。
本来は消防士さんが使う為のデザイン

で。
HOT3の最大の難点は価格。
国内での調達を志向すると6万円超えの値付けに打ちのめされることになる。
じゃあ、本家(アメリカ)だろう。
250ドル。まあ半値以下ですな。
送料が恐らく100ドルは掛かるけど、それでも随分とお安いイメージ。
いや物欲が先にあるので相対的な見方になってるけど、フトコロ的にはそれでも高いんだけどね。
ということで、本家で買おう。
が、国選択の一覧にJAPANがない。
ここで諦めてしまいがちだが、まずはメールだ。
「御社の製品を日本に送ることはできますか」
さあ、どうしてくれるんだ、ランチさんは。
⇒「日本に代理店があるからそこで買え」
まあ、そうでしょうね。この野郎。

しかし、まだ諦めてない。
海外、特にアメリカに渡航する友人が居るのだ。
彼にお遣いを頼んででも入手するのだ。
大人しく国内で買ってもいいんですけどね。

2016年8月16日火曜日

SIGMA dp0 quattro カメラバック

その特異な形状(ビューファインダー付)から、既存のカメラバックへの収まりが極端に悪いdp0。
諸先輩方はどのように運用されているのだろうと、ネットを徘徊するもカメラバックに言及されている方が殆ど居ない。
きっと、既存のバックに収まっているのだろう。

dp0のみを気軽に持ち出して、軽快に振り回す為には、収まりの良いバックが欲しいところある。
要はdp0専用のバックとなってしまっても良い、ということだ。

ビューファインダーを付けた状態のdp0はとにかく既存のカメラとは異質なサイズになる。
ということでサイズ優先で検討した結果がVANGUARDのショルダー(BIIN 25)

これの中仕切りを全て取り払うとdp0がすっぽり入る。
他は何も入らない。予備電池とスマートフォンくらいなら入る。
取り払った中仕切りは側面や底面のクッション補強として使う。
バッグとしては特殊なところはなく、普通に良い。
サイド(片側のみ)のメッシュポケットがやや小さいので水筒やペットボトルの挿入はキツめ。

dp0を持ち出す時は“撮るぞ”モードの時であり、それが主目的のお出かけになる。
なので、これでいい。

2015年11月19日木曜日

Lumen


ライトは電力が必要で、乾電池や充電によってそれを賄っている。
その昔は電球も消耗品であったがLEDの登場で球切れを気にすることは無くなった。

ライトの運用を想定すると電池の予備は必須であるし、自宅で死蔵しているライトであっても電池が無ければ即応できない。
一方で電池自体の自己放電もあることから一度に大量購入して備蓄しても使うべき時に内容量が目減りしている可能性もある。
神経質に電池のことを考えると恐ろしくコストの掛かる話になる。

万が一の時にしか使わない防災用ライトなどは手回し式で発電したり、水などを加えて化学反応で発電する電池など、面白いものが色々とある。
が、面白いだけである。
結局、電力供給という呪縛からは逃れられない。

そこでこれ。



指の体温と金属ボディの温度差で発電して点灯するLumenというライトである。
熱電素子を使った温度差発電を電源としている。

来年の2月にデリバリーということでモノは無いのだけれど、今後、この分野が伸長すれば手元灯のような小さなライトたちは電池不要の時代が来るかも知れない。
しかし、これ真夏は有効な温度差が得られるのかな、とは思うけれども。

2015年10月10日土曜日

サクションポンプ

夏はエアコン。冬もエアコン。
空調機は活躍の幅が広い。正に年中稼働。

特に夏は湿度をコントロールできるため重宝する。
室内の湿気を熱交換で水滴にし、室外へ排出してくれるのだ。
エアコンの室内機と室外機は冷媒管、電線、そしてドレンホースで繋がっている。
このドレンホースが曲者なのだ。

最短距離で配管された場合は、特段の問題はないのだけれど、長々とホースを這わした場合、管内の詰まりが発生する。
詰まりが発生すると室内機から水が溢れ、滴下することになる。
おとなしく業者に相談も得策なのだが、ひとつ試すべきことがある。

サクションポンプである。
巨大な注射器然としているが、吸引が主な機能となる。
最近のエアコンはプレフィルターのクリーニングを自動的に行ったりするが、プレフィルターを通過した微細な塵芥が水分と混合し濃密な泥土状になりドレンホース内に堆積する。
これが詰まりの原因だと推測し、サクションポンプを試すことにした。

使い方は室外機近傍のドレンホース開放端にサクションポンプの先端を差し込み、力任せにハンドルを引いて吸引するという男らしいもの。
説明書も糞もなくおもむろにグイっとやれば、ズビズビっと下痢便音と共にドレンホース内に滞留する水分、塵芥が引っこ抜かれていく。
この時、室内ではゴポゴポっと不穏な音がするが気にしない。
吸引と押し込みを数回繰り返して、ドレンホース内の便秘を解消すれば作業完了。
このサクションポンプ、分解できないので次のシーズンに備えての洗浄がしにくいのが難点だが、単一目的のためにコストを抑えた結果であろう。
物としての価値や使用頻度を価格に照らせば疑問も湧くが、これは道具なのである。
これが無きゃ手出しできないが、これが有れば一発で目的を達することができる。道具ってそんなものであろう。