2013年4月3日水曜日

写真機①


OLYMPUS E-410

2007年に購入。
当時のデジカメに対する考え方は偏屈で一眼レフサイズのカメラは不要だと考えていた。
父の影響も過分にあったし、デジタル技術であれば大きな筐体は要らないという持論みたいなものがあった。
そんな中で一眼最小を謳うE-410である。
カタログを眺めているうちに持論との折り合いがついてしまい購入。

手が小さいというか指が短い私にとっては手頃なサイズだった。軽くもあり、グリップが無くてもホールド感は悪くなかった。
オリンパスのレンズ群は当初から充実しており、どれにしようか悩ましくあったが、楽しくもあった。
結局、ダブルズームレンズキットに付属していたレンズ以外に手を出すことはなかった。理由はフォーサーズ機が廃れてしまったから。
父を見ていても、ネットで先人たちの記録を見ていても、レンズマウントとの付き合いはある種の結婚のようなものだと思っていた。レンズが交換できるカメラなのだからレンズが資産。本体は更新が有り得る。本体が陳腐化して発売されなくなれば、それは資産が将来に活躍できず、持ち腐れになることを意味する。
これではダメだ。ダメなんだけど、その臭い・気配がE-410購入からしばらくして漂ってきた。
直接の後継機が途切れ、マイクロフォーサーズなる規格が登場。ステップアップとしてE-3やE-5を狙うものの負け戦っぽい情勢を感じ、手を出さず。
そうこうしているうちに、オリンパスの疑獄。
EFマウントへのシステム転換を以て、オリンパスから離脱。一方的な怨嗟を残した。

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