2014年8月26日火曜日

BACK TRACK G2 バックトラック GPSナビゲーター

ブッシュネルのバックトラック(ス)です。

http://www.bushnell.jp/backtrack.html

GPSを利した携帯機器としては極めて割り切った仕様になっています。
緯度経度を表示するワケでなし。
出来ることは:
○三か所のポイントを登録できる。
○登録したポイントに対する直線距離とその方向を表示できる。
○コンパスとしても使える(電子コンパス)
これだけ。

メーカーの煽り文句によれば、巨大駐車場で駐車場所が分からなくなった時や、ハンターがあれこれポイントをマーク(登録)したりするのがおススメな使い方のようです。
つい先日、私も大型商業施設で車の位置が分からなくなって右往左往したのだけれど、あれは地下駐車場だったしなぁ。
まあ、持ってて安心、何かに使える、という物欲以外の何物でもないということですね。
さて。
モノとしてはどうか。
全てが樹脂製で非常に軽いです。ザックに吊るして苦にもならないくらい。
思った以上に安っぽい、とも言いますね。
バックライトは青なんですが、暗い。
しかも、こう昔のバックライトというか。液晶面が均一に光るのではないやつ。
まあ、暗い時なら十二分に見えますけども。
電池は単4×2本。電池残量のインジケータ有。

押しボタンが左右に二個。
左側がマークボタン。長押しでその場を登録できます。
右側が電源ボタン。長押しが電源の入切で、短押しが3点のポイントとコンパス機能を循環で切り替えます。
左右のボタンを同時押しでヤード/マイルとメートル/キロメートルの切り替え。
これだけ。
で、このボタンが妙に軽い。もっと重くていいのに。
特にポイントの登録をした状態で、マークボタンを長押ししてしまうと上書きして現在位置を登録しちゃう。これって地味に怖いんではないだろうか。
まあ、そういうサバイバルかつ極限な状況では使えませんよ、使わないでね、ってことでしょうけども。
モノの生りとしては、アドベンチャーな雰囲気も醸しているのでここのところは詰めて欲しかったところ。

肝心の精度は誤差10mくらい?
そんなに高くない様子。
衛星の捕捉はコールドスタート時でもそこそこ早い。概ね1分以内。割と優秀かも。
表示のレスポンスは二世代くらい前のカーナビくらいかな。磁北やポイントの方向を矢示してくれるのだけど、カクカクっと。グリグリヌルヌルじゃない。まあ全く以て実用性には問題ありませんけども。ほら、最近のスマフォのコンパスってやたらグリグリヌルヌルだから。

どこか遠くに行き、ふと自分家の方角が気になる方にはピッタリかも。私ですけどね。
まあ工夫次第ではいろいろと遊べるのではないかと思います。

2014年8月6日水曜日

MysteryRanch StreetFighter

バックパックは好物なのです。

私は登山はしないけれど、藪に分け入るようなことはする。廃墟・廃村探索ですね。
通勤もバックパック。
今はmacpacを使用。
これは父から譲り受けた初代が気に入ったので二代目を購入した。

なんとなくオールマイティなバックパックが欲しくなりネットを徘徊。
カメラバッグはカメラ用に特化しているので汎用性があまりない。
カメラを入れたら後の物はあんまり入らない、ってのが多い。
まあ、理屈はともかく物欲ってことですね。

今回のバックパックの要件は以下:
MacbookPRO13を可搬
ペットボトル用のサイドポケット
25L以下
背負い易さに注力した製品であること。

で。
あれこれ候補は出てきたのですが、早い段階で一点に絞られました。
それがMysteryRanchのStreetFighter。色はフォリッジ(暗緑系)
StreetFighterって名前がちょっとアレですが、いや齢に合わないというか。
さすがに高いので実物検分が必要と考え、取扱い店巡り。
このMysteryRanch(以下MR)の製品は供給が豊富ではないらしく、
店側から言わせれば「定期的にどっと入荷してくる物ではない」とのこと。
ちょうど、この夏前の入荷が予定されているらしく、私が出向いた時は、
入荷前の谷の期間。系列店から取り寄せてもらい、検分⇒即購入となりました。

さて、これの使い易さ、カッコ良さはたくさんレビューがあるので割愛。
問題点(個人的)をば:

●防水がウレタン加工
実はこれが嫌でmacpacを使用してる経緯あり。
ウレタン系の防水加工は経年で加水分解が起こりポロポロと剥がれてくる。
ひとたび劣化が起こると臭い。なんだか酸っぱい臭い。
これが原因でお役御免となるパターン多し。
メーカーも保証も修理もしない(MRも明記してる)
まあ、条件にもよるけど出来の悪い加工だと思ったより早い感じ。
MRの加工は見た感じは非常に良く出来ていると感じる。

●ボトルポケットの位置
これが必須条件だった。で、両方についてる。大きさも良い具合に大きい。
ペットボトルとか水筒とか折り畳み傘とか入れておける感じ。
500mlのペットボトルなら片側で2本入る。
が。
背負った状態では手が届かない(手が回らない?)
つまり、ボトルの取り出しが出来ない。
私の身体が堅いってのも一因かと思ったけど、お店のお兄さんも届かなかった。
これはボトルポケットの位置というより、StreetFighter自体の大きさが原因。
とはいえ、あるとないとでは想定される状況下での利便性がかなり違ってくると思われる。
MRご自慢の調整システムで位置を下げることも出来るのだけれど、
適正に背負う為のシステムをボトルポケットの位置関係の調整に使うのも違う気がして却下。
ということで我慢。

毎度のことながら、良い部分を割愛しているので悪い製品に感ずる向きもあるかも知れないけれど、実物は大変に良く出来た逸品です。
やや高い、てのが最大のネックかな。
他のMR製品にも興味が湧いてきた。

というか。
元々はStreetFighterではなくHOT3という消防士用?の背負いモノに注目していた。
あまりのカッコ良さに一発で打ちのめされたが、その価格にも打ちのめされて断念。
HOT3だとそもそもの背嚢位置が低く、頻繁な出し入れがし易そうだった。
まあ、これはいわゆる特殊用途というか本職さん用なんでしょうな。

MYSTERY RANCH HOT3 肩甲骨のあたりはスカってる。
バックパックの最大の利点は安定して両手が使えること。
キチンと背負えばある程度の重量でも負担が軽い。
スリングやショルダーは軽快ではあるのだけれど、荷物が重いと負荷が偏るの好きじゃない。
とはいえ、バックパックは頻繁に荷物を出し入れするのには向いていない。
HOT3は頻繁な出し入れというか背部へのアクセスと安定して背負うということの両立を狙ったのだと思う。
なんにしても、次のターゲットですな。