2021年5月10日月曜日

洗たく槽クリーナー

おぞましい、という表現がある。
いろいろと使える表現ではあるが、これがピッタリとくるのが「見えないところが激しく汚れていた」という瞬間。

何かの裏であることが多い。
めくってみたら「わー!」と。

例えば下水管などであれば、それは汚水が流れるのだから、汚れているのは当たり前であり、むしろ汚れることで汚物を外に出さないようにしているのである。
こういうのは「うわあ」とはなるが、恐怖というよりは感嘆に近い。

で。

洗濯槽である。
衣類を清潔に洗浄するために洗濯機というのは必須の存在である。
洗浄のために貯水し洗浄するのが洗濯槽である。
衣類は直接肌に触れるものであるから、しっかりと洗い、清浄な環境で乾燥させるのが普通である。
がしかし、その洗濯機自体が汚れれていたら。
それは、おぞましい。

洗濯槽は通常はステンレスや白色系の防汚塗装された金属製であって、見た目にも清潔さが伝わるデザインとなっている。
問題はその裏である。
洗濯槽の外側、四角い洗濯機のボディとの間隙(実際には内槽と外槽の間隙)
この空間がどうなっているかは窺い知ることはできない。

推定はできる。
洗濯する頻度はそれぞれだとしても、洗濯機は使っていない時間の方が長い。
つまり、乾燥と湿潤を繰り返している。
おまけに蓋を閉められてしまえば、内部は高湿度のまま維持される時間が長い。
水を扱う家電なのだから、それでも製品的には全く問題なし。
しかし、アレの影が忍び寄る。
カビである。

有害なものばかりではなく、特に日本人にとってはその恩恵を受けることが多い、菌類。
しかし、いわゆる黒カビは健康被害すらもたらす可能性のあるやっかいな隣人なのである。

あまり潔癖でもないのだが、随分と前に興味本位から洗濯槽クリーナーを使ってみて、洗濯槽内に大量の帯状に剥離したカビが”ワカメ”のごとく浮遊するのを見た時は心底、おぞましかった。
”すすぎ”と言いながらカビまみれの水ですすいでいたのか。

知らなきゃ良かったレベルだったが、それじゃ済まない。
だから化学のチカラで洗浄するしかない。

エステーのシュワッとは【塩素系】
アリエールは【酸素系】

カビに対してはいずれも効果があるが、体感的に強いのはやはり【塩素系】
ぬめりや臭いには【酸素系】が有効と感じられた。
但し、塩素系は適切に処理しないと塩素臭が気になる場合がある。

いずれの場合もそうなのだが、長く漬け置くよりも、続けて二回目を行った方がカビの剥離は進むと印象している。つまり漬け置き時間を最小限にして、すぐさま2回目を行い、漬け置きは2回目で。
カビのへばりつきに対しては”刺激”が必要なので、その回数が多い方が良い、という理屈。


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