2021年12月30日木曜日

Light of the Year 2021

Light of the Year 2021
という名目で毎年、12月はライトをしっかりと選ぶ、というのを恒例にしている。
今年も各メーカーから素晴らしいライトが大量に発売された。

あれもこれも全て欲しい、というのが正直なところだが、限られた予算の中で四苦八苦するのが現状である。

今年の一本(厳密には納品は来年だけど)
キックスターター案件である、DART Mini Pocket Thrower Flashlightである。

DART Mini Pocket Thrower Flashlight

例えばこういった妄想をする。
暗い夜道を歩いている。その距離は大したことはないけれど、起伏あり、小石が落ちているかも知れず、時に寒く、時に暑い。雨かもしれず、雪かもしれず。
そういった時に安心感を得るには、まずは足元を照らせば良い。そしてライトは小さく、軽く。
しかし、脇道から悪漢が飛び出してきたら?
ストライクベゼルの付いたライトで打突、これも正解だろう。
強力な光線で眩惑させて、素早く退避、これも正解だろう。
ストライクベゼルは本来的には車両の窓ガラスなどを破砕するのが目的だが、まあアレですよ。痛いよね、こういうので突かれたら、という表現に留めておきます(最近、Googleさんが厳しいので)
200ルーメン以上の光源であれば、直視させられれば眩惑できるとされる。現実的にはこちらであろう。
ストライクベゼルを採用するDEFENDER
これで打突されると痛い。


で。
こういうシチュエーションというのはつまり通勤なのである。
つまり毎日使う。毎日持ち歩く。
であるからこそ、小さく軽くなければならない。
一方で電池の持ちもある程度は良くなければならない。
貴様は既にそういうライトは持っているだろう。という指摘がある。脳内で。
確かに持っている。
いくらでもある。
なんなら、これまで書いてきた要件を全て満たすものもある。
しかし、”飛距離”というものが欲しくなったのだ。
いつも道、いつも景色なのだけれど、ちょっと遠くを照らせば、少し世界が広くなる、そんなロマンを感じたくなったのだ。

昨年、ACEBEAM E10 Green LED Hunting Flashlightというライトを買ったのだが、これが理想形に近い(ブログにしてないがこれがLOTY2020)
が、これはハンティング用のライトであって光源が緑色なのである。これは街では異様である(緑色の光は動物への刺激が非常に少ない)
私はこれを信号用として使いたい、という衝動に駆られて買い、満足しているからいいのだけれど。
ともあれ、グリーン光源では日々の使用には向かない。またやや太く、重い。
但し、飛距離は充分。まるでレーザーのように照射される。

ACEBEAM E10 Green LED Hunting Flashlight
合図は緑。1000m到達。

コリメートレンズの一種であるTIRレンズというものがあり、これがLED光源を直線性の高い平行的な光に変換してくれる。
ACEBEAM E10もこのレンズを採用しているが、それ以前だとStreamLightのSURVIVORという消防士用のライトがあった。
比較的小口径のライトには随分と前から採用されているが、大口径ライトではちょっと珍しい存在だったと印象している。
SURVIVORも貫き系の照射であり外で使うと楽しいライトである。

SURVIVOR
これを胸に付けて煙の中に突撃するといい。

で。
DART Mini Pocket Thrower Flashlightである。
この貫き系照射パターンであって、手に収まるコロンとしたサイズ感であり、軽い。
気に入らないのは金属ボディあること。これは冬場に冷たいのである。あと、丸いので転がること。日常的に持ち歩くものが転がりやすい形状であることはデメリットと考えているので。
とはいえ、世界を少し広げる、というロマンを加味した小型、軽量なライトとしてよろしいのではないでしょうか。

DART Mini Pocket Thrower Flashlight


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