2014年2月17日月曜日

ストーブを買う気。

暖房機器としてのストーブはもう買ったので。
いわゆるコンロ、キャンプなどで使う調理用ストーブですな。
が、今現在の私はキャンプにも行かないし、登山もしない。
では、なぜ買うか。
先ずは物欲。
そして災害用。

この手のモノは“選びよう”が広く深い。
活躍する場所はお手軽なキャンプ場だったり、生死に係わる極限状態かも知れない。
どんな状況でも確実に機能することが大前提ですな。
そして、こういった冒険の匂いがするアイテムを選ぶ場合は、
自分が何者でありたいか、ということを想定・妄想しながら選ばなければならない(そうしたいだけ)
・バイクで行くキャンプをするかも。
・車で行くキャンプをするかも。
・大規模災害でガス、電気が止まることがあるかも。

まあ現実にはこんなもん。
つまり、あんまり使う機会が無いってことですな。
これ、実は意外と重要な選定条件。

で、個人的な思想。

・使用燃料には汎用性を求めたい(災害時要件)
・コンパクトであるに越したことはない(持ち出し時の要件)
・モノとしての完成度=安全性を重視(物欲、所有欲要件)

使用燃料の汎用性とは液体燃料なら無鉛ガソリン(車とかバイクの)は最低でも使いたい。
灯油も使えれば尚、良い。これは今の環境から。
ガス缶はいろいろとメーカー毎にあるけれど、ある程度融通が効けばそれで良し。

さて、例によって先人たちのサイトを巡って検討してみる。
登山をする人、バイクツーリングの人、キャンパーの人、多くの機器に多くのレビュー。
いわゆる使い勝手を評価するにあたり、火力調整に言及されている方が多い。
とろ火が使える機器もあれば、全開か消火しかない機器もあるようだ。
私が過去に接してきたストーブは火力調整が出来るものばかりだった。
とはいえ、鍋物を調理する訳でもなく湯沸かしか炊飯程度。
炊飯に関しては火力調整というより火から遠ざける方法で調整していた。
しかし、重要視しないにしても、火力調整は出来た方が良い。
これで、ある程度の数のガソリンストーブが選外となる。

現実的には入手性の問題もある。
本体は勿論、消耗品なども一定数用意しなければならない。

さて、あれこれ楽しく悩んでいるとプリムスのオムニフューエルが筆頭候補となった。
詳細はネットにたくさん情報があるので省略するが、
なにしろ、名前の通りガスでも液体燃料でもなんでも来いの万能ストーブ。
名の通ったメーカー製であることも安心感がある。
最近は中国ブランドのストーブも結構あるけども。
スペック上は理想のストーブ
















このオムニフューエルの問題は本体の入手性。
先ずはAmazonということでチェックしてみたら、普通にInterNationalShipping可でした。
拍子抜け。
なんだよ。
これ買いますわ。
国内でも並行品なんかはアマゾンで買えるみたいですね。ちとお高いけども。

と、ここまで来て思い出したように倉庫を掻き回してみる。
やっぱり一台だけ残ってましたね。
コールマン フェザーストーブ 442-454J PEAK1 アンレデッド。
約20年前に購入して、その手軽さから一時期は常用ストーブとして活躍。
アウトドア以外にも室内で鍋をする時に使ったりして。
燃料は常にガソリン(赤=車両用)
かといってジェットが詰まるワケでもなく丈夫なストーブでした。
しかし、このストーブはとにかく錆びる。
今回、発掘した状態も錆び錆びでした。
表面錆はともかくピッチングを起こしてる錆もあったりして。

まず、撒き餌用の四角いポリ容器にサンポールを二本ほどぶちまける。
そこに分解したストーブを漬ける。
特に酷い本体下の“脚”は動きもしないくらいの錆。
とにかく、あまり深く考えずに漬け込みます。
本当はパッキンを大いに痛める可能性があるのでそれっぽいところは漬けず。
数分もしないうちに泡がモリモリと出てくる。
それを眺めている間に重曹を溶かした水をバケツに用意。
小さい部品は10分もしないうちに、錆が酷いものは30分くらいで重曹水にシフト。
よくよく転がして中和します。
中和しないとターニング起こって錆が除去されたところが猛烈に錆びます。
自然乾燥させ、バイクからガソリンを抜き注入。
加圧ポンプもヘタリ気味だったのをオイルで誤魔化して加圧。
無事点火。
が、なんだか炎が赤め。ガソリンの時はこうだったかな、と思いつつ。
まあ、火力的には充分で湯も沸かせるし、加圧ポンプの部品も注文。
一件落着。

ではなくて、やっぱりこれは予備機であって本命はオムニフューエル。
しかし、コールマンの手軽さも良いねぇ、と思う。
激しく錆びる素性が改善されればなぁ。
ガソリンストーブの普及でコールマンが果たした役割は大きいと私も思う。
ややっこしい点火儀式を経ずに確実に点火できる、というのは偉大だ。
コールマンストーブを愛用してきた人々に向けてプレミアムなストーブを出してくれればいいのに。

ということでオムニフューエル本命ながらも、最近のコールマンも見てみようと思うのです。
従って、現時点では何も買ってないのです。いや加圧ポンプの部品は買ったけど。

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