2013年7月6日土曜日

NC700X 購入前の逡巡。

大枠で車体はNC700Xとなった。これは決定。
今更、W800とかには行かない。MT-09にも行かない。

先日、ドリーム店に行き、実車を検分した。
ローダウンモデルならば足つきも良好。
ハンドル幅が広いのは好みじゃないけれど、許容できる範囲だった。
問題はDCTにするか、通常のMTにするか、ということ。
なにしろ、DCTは私にとっては未知のトランスミッションである。
ネットを彷徨えばレビューはいくらでも出てくる。
楽。これが多い。
下手糞の変速操作みたいだ。これは気になる評価だ。
スポーツ走行にも対応できる。そうであれば尚更良い。

とりあえず試乗した。
モノはインテグラ。NC700XのDCT試乗車は無かった。展示車はあったけれど。

インテグラは想像以上に足つきが悪いね。
シートの形状のせいだと感じたが、どうにもストレスを感じた。
シート高は低い(低く感じる)のに足つきが悪い。

DCTの所感は、軽快だった。
素早い変速だし、シフトダウンも小気味良く落ちていく。
市街地の試乗だったので、Sモード、Dモードの違いまで分からなかったが、
多くのレビューにあるように知らない間にスピードが乗る感じで間違いなさそうだ。
確かに楽だろうと思った。
上まで引っ張って加速していく加速感をバイクの特色として求めると対極にある特性を与えられている。
これを違和感、物足りなさとするか、DCTこそ次代の装置なのだと納得するか。
カタログ値の抜群過ぎる燃費を考えれば納得できる。理屈は。
趣味性が強い乗り物なので、理屈やカタログスペックを一義として選択する方も居るだろう。
メカニズムの複雑怪奇さに惹かれる向きもあろう。
いざ、乗ってみてのフィーリングを全て“理解”して我が感覚に落とし込む人も居る。
DCTが良く出来た装置であることは間違いない。
合うか合わないか、合わなくても理解して納得できるか否か。
水は低きに流れ、は世の常なので楽な方に慣れてしまうだろうと思う。思うことにした。

個人的には例によって大陸横断するワケでもないのに航続距離が気になる。
先人たちのレビューでは平均実燃費は30km/L前後。タンク容量は14L。
大体、400kmが航続距離と言えそうだ。

NC700Xに求めている要素のひとつにアドベンチャー(バイク)がある。
実際にはローダウンを選ばざるを得ない時点でやや破綻し、アドベンチャー風味となってしまうし、元々そういう点を攻めると色々と足らないバイクなのかもしれない。
ならば、航続距離は400kmでもいいじゃないか。そう思うことにする。

試乗してみて、パルス感だとか低速トルクだとかは大きくは響かなかった。

ここまで書いてみて妥協の結晶のように自分でも感じるが、
内実としてはあれこれもと欲張った要求の折衷案でもある。
ハンドル幅は狭い方が…&足つきが… ⇒ NC700Sだろう。
なのだけれどNC700Xの方がカッコいい。だからNC700X。
こういった理屈じゃない部分の折込で結論が出たワケです。

さて、次の休みはヘルメットを買おう。

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