2013年4月4日木曜日

写真機③


FUJIFILM X10

http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/x10/

2012年に譲り受け。
X100を早々に見限った父はX10を購入した。
こういったレトロ調?のデザインは昔からカメラを愛でてきた世代には強力な誘引力があるようだ。メーカーもそれを狙っているのだと思う。デザイン論は門外漢なので、単なる端感だけど。
ともあれ、X10は父にサブ機として愛され酷使されていた。いわゆる老後の年齢になった父は重い一眼レフから距離を置き始め、プレミアムコンパクトに軸足が移ってきた。そういった経緯がありX10はRX100に代替されることになり放出された訳だ。
息子としては、またしても棚から牡丹餅である。父からすれば息子もカメラを振り回す趣味があるので渡し易いのではないかとも思う。

触ってみる。
X100と同じく良い感じである。カッコ良くもある。最大の特徴は手動で繰り出すレンズ。電源機能も兼ねている。必然的に両手で構えることになる。
仕事で写真を撮る時などは用途が記録でしかないので、片手で電源オン、片手でドカドカバシャバシャ撮ってしまう。被写体がフレーム内であれば良く、構図もへったくれもない。用が済めば電源オフでそのままポケットへ。こういうことをやってると右手だけで操作が完結しないと、ちょっとしたストレスになる。
勿論、趣味で写真に関わる時はしっかり構えて~と実践しているし基本的には理解した気にはなっている。単なる横着者なんですな。

覗いてみる。
ズームに連動した光学ファインダーはいいんだけど、X100とまではいかなくても、もう少しなんとかならないものか。情報が殆ど得られない。後継機であるX20では改善されていたけれど。

撮ってみる。
アートフィルターというのか、私は余り使わないけど、そういった機能が充実している。どちらかというとフィルター効果は後から掛けたい派なのだけれど。
2/3インチというサイズの画像素子が、いわゆる画質にどれくらい貢献しているのか認識できていない。等倍鑑賞する訳でもなし、自由気ままに撮っているだけ。最近のカメラらしく高感度に強いのは心強いし、便利だ。

中途半端なのか。
X100が単焦点だったから出したカメラという訳でもないだろう。より広い層を狙ったカメラではあるかも知れないが。私にとっては、発売時にノーマークだったこともあり、なんでも使える、使う“家のカメラ”という存在である。

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